かつて、日本の住宅には雨戸が取り付けられることが多かったのですが、最近あまり見かけなくなりました。その理由の1つに雨戸に変わって「窓シャッター」を利用する人が増え始めていることが挙げられます。
「マイホームに窓シャッターを取り付けたい」と考える中には、下記のような疑問をお持ちの方も多いと思います。
・窓シャッターって効果あるの?
・どんな種類があるの?
・窓シャッターって危なくないの?
そこで、この記事では窓シャッターのメリット・デメリットについてお伝えしていきます。
時間がない中でも、すぐ読めるように分かり易くまとめていきますので、是非最後まで読んでみてくださいね。
窓シャッターとは
窓シャッターは「住宅の窓に取り付ける上下開閉式のシャッター」のことです。窓に設置後、上下に開閉することで窓・室内を外から守ることができます。「住宅の快適性を高めたい」「住宅の耐久性を維持したい」という方にはぜひ検討していただきたいです。
窓シャッターの種類
窓シャッターには「手動」と「電動」の2タイプがあります。手動タイプはシャッターの開閉を自ら行うもの。電動タイプはリモコンなどを操作して、自動でシャッターを開閉するものです。
さらに、窓シャッターは電動・手動の他に大きく分けて、3つの種類が存在します。
①スリットタイプ
スリットタイプは、「スリップ」と呼ばれる小さな通気があるシャッターのことです。スリップがあるため、シャッターを閉めても完全に光を遮断するのではなく、自然光を通すことができます。
②ブラインドタイプ
ブラインドタイプは、その名の通りブラインド機能があるシャッターです。シャッターの角度を調節することができます。角度を調節すれば、日差しを部屋に取り組むことも可能です。また、外の目からの目隠しにもなります。
③クローズタイプ
クローズタイプは窓を完全に覆うタイプのシャッターです。スリットがなく、光を通さないため、プライベート保護や遮光に関して最も効果があります。
窓シャッターのメリット
近年、窓シャッターを利用する人が増えている理由は、窓シャッターに多様なメリットがあるからです。
1つずつ見ていきましょう。
①防犯対策になる
窓シャッターを付けることで防犯対策になります。まず不審者の侵入を防ぐことができます。多くの窓シャッターはスチールなどで製造されていますので、非常に頑丈です。ですので、強引に破って家に侵入することは困難です。また、窓シャッターを閉めることで外の視線から家の様子を遮断することもできます。
②防寒・断熱対策になる
窓は冷気を伝えやすいですが、窓シャッターを閉めることで冷気を遮断できます。また、部屋の暖かい空気を外も逃がすこともありません。つまり、窓シャッターを活用することで防寒・断熱対策になります。省エネにも効果があると言えますね。
③防風から窓を守る
窓シャッターは構造・素材がしっかりしていますので、暴風が吹いても室内に風を通しません。また、窓シャッターがあれば、台風の時に巻き上がった砂や石によって窓が汚れる・傷つけることもありません。
④音漏れを防ぐ
窓シャッターには防音効果もあります。窓シャッターを閉めれば、外の騒音が気にならなくなります。さらに、家の中で子どもが騒いで大きな音を立てても、窓シャッターを閉めれば、音を外に伝えませんので近所に迷惑をかけることはありません。
⑤防火対策になる
窓シャッターを取り付けることによって、防火効果を高めやすくなります。隣家が家事になってしまったとしても、防火シャッターを閉めることによって延焼を食い止めやすくなりますので、自分や家族の命、それから大切な住宅をしっかりと守れるようになるのです。
窓シャッターのデメリット
たくさんメリットのある窓シャッターですが、その反面デメリットも幾つかあります。1つずつ見ていきましょう。
①開閉時に音がする
電動・手動どちらの窓シャッターを選んでも、開閉時に音がします。手動の場合、力込を入れて開閉すれば大きな音になりますので、耳元でうるさいかもしれません。また、電動でも同様で室内に音が響きます。
②費用が高い
窓シャッター付の新築戸建てを建てる・購入する時、窓シャッター代がネックに感じることがあります。窓シャッターがない戸建ての場合、設置するには追加オプションとなり、その分費用が発生します。特に電動の場合は電気を使う分、手動よりも高額です。
③使わなくなる可能性がある
手動の場合、自分で開閉するため、その作業が面倒になる可能性があります。また、手動の場合は毎回窓を開ける必要があるため、風が冷たい冬の時には開閉を億劫に感じるかもしれません。そのため、徐々に使わなくなる可能性があります。
④開閉が若干面倒
手動タイプの窓シャッターを取り付けた場合は、基本的に自らの手でシャッターを上げ下げしなければなりません。最初は良いのですが、段々とシャッターの開閉が面倒くさくなり、やらなくなってしまう方もいます。そうなってしまうと、窓シャッターが持つ効果や役割を発揮できなくなってしまうため、宝の持ち腐れになってしまうのです。
窓シャッターを取り付ける時の注意点
窓シャッターを取り付けることによって、様々なメリット、効果を得られるようになります。
とはいえ、窓シャッターには様々な種類があり、なおかつ取り付けできる窓、できない窓が存在しますので、慎重に検討していかなければなりません。とはいえ、窓シャッターを取り付けたことがない方は、
「うちの窓にはシャッターを取り付けられるの?」
「うちの窓にはどのタイプのシャッターがおすすめなの?」
といった疑問をお持ちになると思います。そのような方は、窓シャッターの取り付け実績が豊富な「オールシャッターサービス」までお気軽にご相談ください。無料で現地調査から無料見積りまでを対応いたします。
どんな窓に設置できる?
窓シャッターは基本的にどんな窓でも設置が可能です。雨戸がある窓でも、雨戸を外してシャッターに変えることもできます。
〇どんな窓でも設置可能!
何もない窓の場合はシャッターを取り付けるだけの作業になります。シャッターの設置は窓の上部にシャッターケース、左右の窓枠にシャッターの枠を取り付ければ完了。また、雨戸のある窓に設置する場合、最初に雨戸を撤去する必要がありますが、撤去が完了すればすぐに設置はできます。
〇費用の相場観
窓シャッターの取り付け費用は手動で「65,000円~180,000円」、電動で「65,000円~350,000円」が相場となっています。また、設置する箇所が増えればその分費用も発生しますので、決して安価ではありません。
まとめ
前述したメリット・デメリットはあるものの、全体的には住宅に雨戸ではなく窓シャッターを取り付ける方が増えてきています。窓シャッターを取り付けることによって、自然災害や火災、空き巣や強盗などから住宅を守れるようになりますし、断熱効果も高められるようになるなど、いくつかのデメリットや注意点がありますが、総合的に見るとメリットや得られる効果の方が大きくなると言えます。
少しでも興味がある方は是非検討してみてください。