重量シャッターとは?定義や種類、選び方を徹底解説!
防犯や防火、防水対策の面で非常に重要な役割を果たしている重量シャッター。
そんな重量シャッターは、ビルや工場、倉庫やガレージなど様々な場所で使用されています。
この記事を見ている方の中にも、重量シャッターの導入を検討している方がたくさんいるでしょう。
そこで今回は、重量シャッターの定義や種類、選び方について詳しく解説していきます。
重量シャッターとは?
では早速、重量シャッターの定義と軽量シャッターとの違いについて、詳しく見ていきましょう。
・定義
重量シャッターとは、スラットに厚みを持たせたシャッターのことです。
後ほど詳しく解説しますが、重量シャッターには、
・防犯シャッター
・防火シャッター
・防水シャッター
など、様々な種類があります。
スラットが厚い分耐久性にも優れており、防犯対策はもちろんのこと、防火や防煙、防水対策の面でも効果を発揮してくれます。
・軽量シャッターとの違い
軽量シャッターとは、その名の通り軽量化されたシャッターのことです。
重量シャッターが倉庫やビル、工場やガレージなどで使われるのに対し、軽量シャッターは開閉時の取り扱いのしやすさから、個人住宅の窓や路面店などで使われることが多くなっています。
軽量シャッターは重量シャッターよりもリーズナブルですが、その分耐久性が低く、防火対策としての効果には期待できないため、重視しているポイントに合わせて選んでいかなければなりません。
重量シャッターにはどんな種類がある?
重量シャッターには、大きく分けると以下3つの種類があります。
・防犯シャッター
・防火シャッター
・防水シャッター
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
・防犯シャッター
防犯シャッターとは、住宅の玄関や窓、ガレージなどに設置するシャッターの中でも、特に防犯性能が高いシャッターのことです。
不審者の侵入を防ぐため、
・錠破り防止機能
・ディンプルキータイプの錠
・外から開錠できない内錠
など、様々な機能が備えられています。
こじ開けができないタイプや、鍵穴を完全になくした電動タイプなどもありますので、
「とにかく防犯性を高めたい」
という場合に最適です。
・防火シャッター
防火シャッターとは、防火機能がある鉄製のシャッターを指します。
建築基準法に規定されている防火設備であり、厚みは0.8mm~1.5mmと一般的なシャッターよりも厚めです。
火災報知機と連動しているため、煙や熱を感知すると、一定の速度で自動的に防火シャッターが下がる仕組みとなっています。
・防水シャッター
防水シャッターは、ゲリラ豪雨や台風など、水による被害を最小限に食い止めるためのシャッターです。
防水機能に優れていることから、
・止水パネルシャッター
・ウォーターガードシャッター
などとも呼ばれています。
高さ3mまで耐えられる防水シャッターもあることから、大規模な建物や地下鉄の出入り口などで使われています。
重量シャッターの選び方
では次に、重量シャッターの選び方について詳しく見ていきましょう。
・操作方式
重量シャッターには、
・手動タイプ
・電動タイプ
上記2つの種類があります。
手動シャッターは、人の手で開閉しなければなりませんが、その分電動シャッターに比べるとコストを抑えやすいです。
電動シャッターは、開閉の手間が省ける分、コストが高くなります。
このように、それぞれにメリットとデメリットがあるため、予算や目的に合ったシャッターを慎重に探していかなければなりません。
・開閉方式
重量シャッターを選ぶときは、開閉方式に注目することが大切です。
シャッターの開閉方式は、
・上下式
・横引き式
上記2つに分類できます。
上下式にも、比較的リーズナブルな巻き上げ方式と、開閉スピードが速く静音性に優れているオーバースライダー方式の2種類が存在しています。
巻き上げ式は価格を抑えられる分、作りがシンプルで開閉音が大きめです。
オーバースライダー方式は、開閉こそスムーズですが、設置にはある程度の高さが必要ですので、事前に確認しておかなければなりません。
「高さよりも横幅の方が大きい」という場合は、横引き式がおすすめです。
横引き式は、開閉がしやすくコスパにも優れているため、バランスの取れたシャッターを探している方に最適といえます。
・材質
重量シャッターを選ぶときは、材質に注目しなければなりません。
シャッターの材質は、
・アルミ
・ステンレス
・スチール
など多岐に渡り、どの素材を使っているかによって耐久性が大きく変わります。
中でも耐久性に優れているのが、ステンレス製のシャッターです。
ステンレス製のシャッターはサビにくく、尚且つ防火効果も高いため、品質を重視している方には最適といえます。
ただ、その分導入費用も高額になりますので注意が必要です。
まとめ
防犯や防火、防水効果に期待できる重量シャッターは、住宅だけでなく、ビルや倉庫、工場やガレージなど様々な場所で使われています。
ただ、重量シャッターには様々な種類があり、それぞれで期待できる効果や特徴、価格が大きく異なるため、慎重に選んでいかなければなりません。
導入後に後悔しないためにも、今回紹介したことを参考にしながら、設置場所やコスト、目的に合ったシャッターをじっくり探していきましょう。
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