ファミリー層を中心に人気を集めている一軒家。
広々とした空間でのんびり生活できることが一軒家の魅力ですが、集合住宅に比べてセキュリティ性が低くなりやすいというデメリットもあります。特に注意すべきなのが「空き巣」です。
この記事を見ている方の中にも、空き巣被害を不安視している方や、空き巣対策を行いたいと考えている方がたくさんいるでしょう。
そこで今回は、すぐにできる一軒家の空き巣対策について詳しく解説していきます。
一軒家における空き巣の被害状況
一軒家における空き巣被害の状況を、警視庁「住まいる防犯110番」に掲載されたデータをもとに紹介していきます。
現状を知ることが空き巣対策の第一歩ですので、ぜひ参考にしてみてください。
発生状況
空き巣を含めた住宅侵入の窃盗犯罪は、1日あたり約43件です。
人々の防犯意識が向上していることもあって、侵入窃盗犯罪は2003年から減少傾向にあります。
しかし、全国では毎日約43件発生している犯罪であり、内訳としては空き巣が1/3を占めています。
また、被害に遭っている住宅の約1/3が一軒家となっているため、日ごろから防犯対策を徹底して行わなければなりません。
空き巣が発生しやすい時間帯
空き巣は、家主を含めた住人が不在の時間帯を狙って行われます。
そのため、時間帯も幅広く10時~22時が最も多くなっています。
午前中から夕方にかけては、家主が仕事や学校などで不在にするケースが多く、不審者にとっては活動しやすい時間帯となっているのです。
また、夕方以降は買い物や子どもの送迎などで不在にすることが多く、短時間の外出でも被害に遭う可能性があります。
侵入経路
空き巣の侵入経路で最も多いのが「窓」です。
鍵が開いていたり、ガラスを破って侵入したりと、侵入方法は様々です。
1階の窓だけでなく、2階以上の窓からも平気で侵入してくるため、戸締りはしっかりと行うようにしましょう。
その他、雨樋・配管・電柱・樹木・ガレージなどを足場に侵入してくることもありますので注意してください。
一軒家が空き巣被害に遭いやすい理由
集合住宅と一軒家では、一軒家の方が空き巣被害に遭いやすいといわれています。
その理由は、以下の通りです。
・窓が多いから
・敷地に侵入しやすいから
・防犯対策が疎かになりがちだから
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
窓が多いから
一軒家は、集合住宅に比べて部屋数が多く、これに伴って窓の数も多くなっています。
先ほども解説したように、窓は空き巣にとって格好の侵入経路であり、カギがかかっていない場合やシャッターがついていない場合は、侵入されやすくなります。
「2階の窓から侵入してくることはないだろう」
と考える方もいると思いますが、あえて2階の窓から侵入してくる不審者もたくさんいますので、しっかりと戸締りを行わなければなりません。
敷地に侵入しやすいから
一軒家は集合住宅と違い、オートロックなどの機能がなく、いつでも敷地内に侵入できます。
特に都心部にある一軒家は、道路に面していることが多いため、住人のふりをして怪しまれずに侵入することも可能です。
その他、作業者を装って侵入するなど、手の込んだ空き巣被害も増えています。
防犯対策が疎かになりがちだから
一軒家は、部屋数や窓の数が多く、敷地面積も広いため、防犯対策が疎かになりがちです。
例えば、
・2階の窓(カギ)が常に開いている
・玄関のカギをポストに入れている
といった場合、空き巣被害に遭いやすくなります。
また、防犯性の高さをアピールしにくいというのも、一軒家が空き巣に狙われやすい理由の1つです。
空き巣被害に遭いやすい一軒家の特徴
一軒家の中でも、以下の特徴に1つでも当てはまる場合、空き巣被害に遭う可能性がグッと高まります。
・死角が多い
・出入りできる場所が多い
・防犯対策が行き届いていない
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
死角が多い
人通りが少なかったり、住宅が高い木々に囲まれていたりすると、必然的に死角が増えます。
つまり、誰にも見られずに侵入しやすくなるということです。都心部にある住宅は、道路に面していることが多いため、人に見られるリスクがあります。
しかし、地方の場合は敷地が広いケースもあり、場合によっては路地裏や通路の奥に住宅が建っていることもあるため、死角が生まれやすいです。
出入りできる場所が多い
一軒家は集合住宅に比べて出入りできる場所が多く、それだけでも空き巣にとっては格好のターゲットとなります。特に、周囲に塀がない場合、四方八方から侵入できます。
実際に、
・浴室
・リビングの窓ガラス
・通用口
などから侵入される事例もかなり多いため、常に警戒しておかなければなりません。
防犯対策が行き届いていない
一軒家に住んでいる場合は、戸建て住宅よりも徹底した防犯対策が必要です。
窓シャッターを取り付けたり、戸締りを徹底したり、カギを常に持ち歩いたりと、様々な防犯対策を行わなければなりません。
ただ、日本は比較的治安が良いということもあって、防犯対策を一切行っていないケースもあります。
空き巣は、このような防犯対策が甘い住宅を狙って侵入してくるため、常に万が一の事態を想定し、様々な対策を行っておくことが大切です。
すぐにできる一軒家向けの防犯対策9選!
防犯対策と聞いて、難しいイメージを持ってしまう方もいると思いますが、以下のような対策であれば比較的すぐに行えます。
・窓シャッターを取り付ける
・ガレージシャッターを取り付ける
・カギを強化する
・センサーライトを取り付ける
・防犯フィルムを貼る
・カギを必ずかける
・郵便物を溜め込まない
・防犯カメラを設置する
・防犯砂利を敷く
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
窓シャッターを取り付ける
住宅の防犯性を高めるためには、窓シャッターを取り付けるのがおすすめです。
窓シャッターは、開閉時に「ガラガラ」という音がなるため、空き巣の侵入を防ぎやすくなります。
また、窓シャッターを取り付けた場合「シャッターを開ける→窓をこじ開ける」といったように、シャッターがついていない住宅に比べて侵入時の工程が増えるため、空き巣に狙われにくい環境を構築できます。
近年では、網戸や雨戸よりも窓シャッターの人気や注目が高まっていますので、ぜひ検討してみてください。
ガレージシャッターを取り付ける
空き巣は、必ずしも住宅に侵入するとは限りません。
車を保管しているガレージに侵入し、車や車のパーツなど、価値のある品物を盗んでいくケースもあります。
このような被害を防ぐためには、ガレージシャッターを取り付けるのがおすすめです。
ガレージシャッターを取り付けることにより、ガレージへの侵入がかなり難しくなります。
窓シャッターと同時にガレージシャッターを取り付けることにより、空き巣に対して「セキュリティの高さ」をアピールできるようになるため、被害を防ぎやすくなるのです。
カギを強化する
玄関や窓にカギをかけるというのが、空き巣対策の基本です。
とはいえ、カギをしっかりかけていたとしても、ピッキングで開けられてしまったり、窓や玄関を壊されてしまったりすれば元も子もありません。
住宅のセキュリティ性を向上させるためには、既に取り付けられているカギに加えて、市販の補助カギをつけたり、クレセント錠をつけたりするのがおすすめです。
そうすることによって、侵入がさらに難しくなるため、空き巣被害を防ぎやすくなります。
センサーライトを取り付ける
夜間留守にすることが多い場合は、センサーライトを取り付けましょう。
空き巣にとって、あたりが暗くなる夜間は非常に活動しやすい時間帯です。
人が近づくことで点灯するセンサーライトを取り付けることによって、空き巣の嫌がる環境を構築できるようになります。
また、近年ではタイマー式で点灯するライトも増えており、留守を悟られにくくする効果に期待できますので、防犯対策をより強化したい方はぜひ設置してみてください。
防犯フィルムを貼る
空き巣は窓ガラスを破って侵入してくることがあります。
このような被害から身を守るためには、防犯フィルムを窓に貼るのがおすすめです。
防犯フィルムを貼ることによって、ガラスが破りにくくなるため、空き巣が犯行を諦める可能性が高くなります。
また、防犯フィルムは空き巣や強盗対策だけでなく、自然災害におけるガラス飛散も防止できるため、一石二鳥といえます。
カギを必ずかける
基本中の基本ですが、空き巣被害を防ぐためには全ての窓・ドアにカギをかけることが大切です。
「2階だから大丈夫だろう」
「人目につかないドアだから大丈夫だろう」
このような油断が空き巣被害のリスクを高めてしまいますので、在宅中はもちろん、外出する時も必ずカギをかけるようにしてください。
郵便物を溜め込まない
空き巣は、その日に侵入する家を決めるのではなく、時間をかけて下見を行い、狙いを定めてから侵入するケースが多いです。
ポストに郵便物が無造作にねじ込まれている場合、長期不在にしていると思われやすく、狙いを定められてしまいます。
そのため、郵便物はこまめに確認し、溜め込まないようにしてください。
その他、カーテンやシャッターの閉めっぱなしも長期不在を疑われやすいため、定期的に開閉して住人の存在をアピールするようにしましょう。
防犯カメラを設置する
空き巣や強盗などの窃盗犯は、自分の姿がカメラに映ることを極端に嫌います。
そのため、玄関前や裏口付近に防犯カメラを設置するのがおすすめです。
ただ、正常に稼働する防犯カメラを設置する場合、かなり高額なコストがかかります。
「そこまでコストはかけられない」という場合、ダミーでも構いません。
防犯カメラの存在があるだけで、空き巣被害に遭うリスクをグッと下げられますので、ぜひ試してみてください。
防犯砂利を敷く
庭が広い場合や、死角が多い場合は防犯砂利を敷くのがおすすめです。
防犯砂利は、通常の砂利よりも大きな音がなるため、空き巣被害を防ぎやすくなります。
近年では、色・サイズ・素材が異なる防犯砂利が多数登場していますので、住宅の外観を損なう心配もありません。
一軒家の空き巣対策には「シャッター」がおすすめ!
一軒家の空き巣被害を防ぐためには、窓シャッターやガレージシャッターを取り付けるのがおすすめです。
シャッターを取り付けることによって、住宅の防犯性や防災性を高めやすくなり、安心して生活できるようになります。
ただ、シャッターは正常に作動していなければ本来の機能を発揮できません。
中には、「シャッターはついているが、壊れていて開閉できない」という方もいると思いますが、これでは意味が無くなってしまいます。
窓シャッターやガレージシャッターが持つ防犯性や防災性を引き出すためには、故障や不具合が発生した段階で早急に修理をしなければなりません。
全国でシャッター修理を専門に行っている「オールシャッターサービス」なら、最短即日でシャッターの修理が可能です。
また、弊社は受注からアフターフォローまでを一貫して行う「自社完結型業者」ですので、料金も業界最安水準となっています。
お見積もりやご相談は完全無料ですので、空き巣対策の一環としてシャッターを取り付けたい、あるいは修理したいという方はお気軽にお問い合わせください。
まとめ
一軒家は、集合住宅に比べて部屋数や窓の数が多いため、空き巣被害に遭いやすいです。
日本は比較的治安が良い国ですが、1日あたり約43件空き巣を含む住宅侵入が発生していますので、しっかりと対策を行う必要があります。
空き巣被害を防ぐ方法はたくさんありますが、その中でも特におすすめなのが「シャッター」です。
窓やガレージにシャッターを取り付けることにより、住宅の防犯性や防災性を向上させやすくなります。
中には、壊れたシャッターをそのまま放置してしまっている方がいるかもしれませんが、これではシャッター本来の効果や役割を発揮できません。
オールシャッターサービスなら、最短即日でシャッターの修理が可能です。
また、料金も業界最安水準となっており、施工保証も3年間ついていますので、住宅のセキュリティを向上させたいと考えている方は、お気軽にご相談ください。
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