大切な家や家財、人命をいとも簡単に奪ってしまう住宅火災。
非常に危険な災害であるにもかかわらず、多くの方が他人事として考えてしまっています。
しかし、火災は誰にとっても起こり得ることですので、事前に対策をしておかなければなりません。
そこでこの記事では、住宅火災のよくある原因と、すぐにできる対策について詳しく解説していきます。
住宅火災の現状
住宅火災は身の回りで頻繁に起こる災害ではありませんが、全国では日々火災が発生しています。
総務省消防庁の「令和3年(1~12月)における火災の状況(確定値)について」を見ると、令和3年における総出火件数は35,222件であり、1日あたり約96件の火災が起こっている計算になります。
つまり、毎日15分に1回の頻度で、全国のどこかで火災が発生しているということです。
上記の件数には、
・林野火災
・車両火災
・船舶火災
なども含まれており、全てが住宅火災というわけではありません。
しかし、全体の55.9%は住宅火災となっているため、危機感を持つ必要があります。
住宅火災が起こるとどうなる?
住宅火災は、全国で発生している災害ですが、ほとんどの方は経験したことがないと思います。
では、実際に火災が発生した場合、一体どのような被害が生じるのでしょうか。
想定される被害について、詳しく見ていきましょう。
命を奪われる可能性がある
住宅火災は、人命をいとも簡単に奪っていきます。
火傷によって命を落としてしまう方もいますが、それ以上に危険なのが煙です。
一酸化炭素中毒や窒息による被害が比較的多くなっているため、特に自力で脱出するのが難しい子どもや高齢者がいる家庭はより一層注意しなければなりません。
住宅や家財を失う可能性がある
火の手は思っている以上に早く回ります。
人命が無事だったとしても、火災が発生すると住宅や家財が失われてしまいます。
火災保険に加入している場合、損害の一部もしくは全部を補填してもらえるケースもありますが、条件によっては補填されないケースもありますので注意が必要です。
賠償責任が発生する可能性がある
自宅で発生した火災が近隣に燃え移ったとしても、基本的に賠償責任を問われることはありません。
しかし、
・タバコの不始末
・子どもの火遊び
・加熱中の油の放置
など、大きな過失がある場合は賠償責任を問われることがあります。
「類焼損害保障特約」がついた火災保険に加入しておくことによって、これらの損害を補填できるケースもありますが、過失が大きい場合は補償金が出ないこともありますので、火災を未然に防ぐ努力をしなければなりません。
住宅火災のよくある原因
住宅火災のよくある原因は以下の通りです。
・コンロの消し忘れ
・可燃物の放置
・タバコの不始末
・ストーブの不適切使用
・お風呂の空焚き
・たこ足配線
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
コンロの消し忘れ
コンロの消し忘れは、住宅火災のよくある原因です。
「ちょっとくらいならいいか」という気持ちで、火をつけっぱなしにした状態でキッチンを離れると火災に繋がりやすくなりますので注意しましょう。
可燃物の放置
住宅火災は、必ずしも事故とは限りません。
第三者が放火したことによって、住宅火災が発生してしまうこともあります。
特に、住宅周りに新聞紙や雑誌、段ボールなどの可燃物を放置している場合、そこを狙って放火されることがありますので注意してください。
タバコの不始末
タバコの不始末による住宅火災も後を絶ちません。
ポイ捨てはもちろんのこと、消したつもりのタバコが再燃するケースもありますので、しっかりと処理するようにしてください。
どうしても不安な場合は、自宅内を禁煙にするのがおすすめです。
ストーブの不適切使用
冬場に大活躍するストーブですが、使い方を間違えると住宅火災に繋がります。
例えば、洗濯物の近くでストーブを使用したり、ストーブの近くに可燃物を置いておいたりすると、何らかの拍子に引火し、それが原因で火災になってしまうことがあるのです。
ストーブによる火災と聞いて、多くの方は「石油ストーブ」をイメージすると思いますが、電気ストーブも火災に繋がりやすいため取り扱いには注意しましょう。
お風呂の空焚き
追い焚き機能は非常に便利ですが、住宅火災に繋がるリスクがあることを忘れてはいけません。
特に、水が入っていない状態で追い焚きを使用すると、空焚き状態になり火災に繋がります。
近年では、空焚き防止機能が付いた給湯器も出ていますが、それでもリスクを完全に排除することはできませんので、しっかりと確認してから操作を行いましょう。
たこ足配線
たこ足配線も、住宅火災の原因の1つです。
その他、コードを繋ぎっぱなしにしたり、1つに束ねたりすることで火災が起こってしまうこともありますので注意してください。
また、ペットのコードかじりも非常に危険ですので、犬や猫と一緒に暮らしている方は何らかの対策を行いましょう。
すぐにできる住宅火災対策5選
では次に、すぐにできる住宅火災対策を5つ紹介していきます。
火災が起きてからでは遅いため、今日から対策を行っていきましょう。
シャッターを取り付ける
住宅火災対策として有効なのが、シャッターです。
窓やガレージにシャッターを取り付けることによって、外部の火が室内に入り込むのを防げるため、放火や近隣で火災が発生した場合の飛び火リスクを防げます。
実際に、近隣のベランダでボヤが発生し、シャッターを閉めていなかったことによってガラスが割れ、部屋が一部燃えてしまったという事例もありますので、火災による様々なリスクを軽減したい方は、シャッターの導入を検討してみてください。
消火器や火災報知機を取り付ける
住宅火災による被害を最小限に食い止めるためには、消火器や火災報知器が役立ちます。
火災報知器を取り付けることにより、火災の発生に素早く気づけますし、消火器があれば火災による被害を最小限に食い止められます。
もちろん、火災を未然に防ぐ努力をすることは大切ですが、どれだけ注意していても火災が起こってしまうことはありますので、上記のような設備を導入して万が一に備えましょう。
火元の確認を徹底する
火元の確認を徹底するだけでも、住宅火災のリスクを下げられます。
中でも、コンロ・タバコ・ストーブの消し忘れによる火災が多いため、こまめにチェックする習慣をつけましょう。
特に、就寝前や出かける前などは、念入りに確認するようにしてください。
子どもに火器を使わせない
マッチやライター、コンロなどの火器は子どもに使わせないようにしましょう。
これらの道具は、小さな子どもが興味を示しやすく、使い方も簡単ですので手の届く場所に置かないことが大切です。
実際に、子どもの火遊びによって家が全焼したり、近隣が全焼したりといった事例もありますので、日ごろから「火は危険である」ということを子どもにしっかりと教えておきましょう。
防炎品を使う
住宅内には、木製のテーブルや布製のカーテンなど、燃えやすい素材の家財がたくさんあります。
このような家財に火が燃え移り、一気に火の手が回ってしまうというケースも珍しくありません。
住宅火災対策を徹底的に行いたいという場合は、燃えにくい素材を使った「防災品」を選ぶのがおすすめです。
そうすることによって、万が一火災が起こったとしても、燃え移りを防げるため、全体の被害も最小限に食い止められます。
窓シャッター取り付けて火災対策を万全にしよう!
住宅火災を防ぐためには、シャッターを取り付けるのがおすすめです。
シャッターは火災だけでなく、強盗や空き巣、台風などからも住宅や人命を守ってくれるため、快適かつ安全な生活を維持する上で欠かせない設備といえます。
だからこそ、信頼できる業者に取付や修理を依頼しなければなりません。
オールシャッターサービスは、全国で1万件以上の施工実績を持つ「シャッター修理のプロフェッショナル集団」であり、住宅シャッターから店舗シャッターに至るまで、どんなシャッターでも対応可能です。
シャッターの取付や修理において、費用面で不安を抱える方もいると思いますが、弊社は業界最安水準の料金設定となっていますので、初めての方でも安心してご相談いただけます。
また、火災によってシャッターが故障した場合、火災保険を使って修理ができる場合があるのですが、様々な手続きが必要になります。
弊社は、火災保険のサポートも行っていますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。
まとめ
住宅火災は、決して他人事ではありません。
タバコの不始末やコンロの消し忘れなど、ちょっとしたことが原因で発生することもありますので、常に意識しておかなければなりません。
住宅火災を甘く見ると、家が全焼したり、家財が燃えたり、人命が失われたりと、取り返しのつかない事態に陥りますので、今回紹介したことを参考にしながら、少しずつ対策を行っていきましょう。
住宅の火災対策としては、シャッターの設置が有効です。
窓シャッターやガレージシャッターを取り付けることによって、火災による被害を最小限に食い止められるケースもあります。
オールシャッターサービスは、そんな住宅と人命を守ってくれるシャッターの修理を専門に行っている業者です。
最短即日&業界最安水準で取付や修理を行いますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
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