建物の防犯性や防災性を維持・向上させるための設備として注目されているシャッター。
近年では、住宅の窓やガレージ、店舗の入り口や倉庫など、あらゆる建物で使用されていますが、これに伴ってシャッター関連のトラブルも増えています。
中でも多いのが、「シャッターに無断で知らない業者のステッカーを貼られた」といったトラブルです。
今回は、シャッターに無断でステッカーを貼る業者が存在している理由や対処法、注意点について詳しく解説していきます。
思わぬトラブルに巻き込まれないようにするためにも、ぜひチェックしてみてください。
シャッターには元々メーカーのステッカーが貼られている
建物に設置されているシャッターには、元々メーカーのステッカーが貼られています。
これは、不具合や故障が発生した際に、スムーズに業者と連絡が取れるようにする目的で貼られており、悪意は一切ありません。
ただ、最近はメーカーのステッカーの上に、全く関係のないシャッター業者が無断でステッカーを貼っていく事例が増えているのです。
他人の所有物であるシャッターに、無断で自社のステッカーを貼っていくような業者は、お世辞にも「優良業者」とはいえませんので、間違っても修理や点検の依頼はしないようにしましょう。
シャッターに無断でステッカーを貼る業者の目的とは?
シャッターに無断でステッカーを貼る業者は、以下のような目的を持っていることが多いです。
・広告・宣伝目的
・顧客の横取り目的
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
広告・宣伝目的
他人のシャッターに無断でステッカーを貼っていく業者の多くは、広告や宣伝を目的としています。
ステッカーには、会社名や連絡先が書かれていることが多く、シャッターに不具合や故障が生じた際に、持ち主が自社に連絡するように仕向けているのです。
近年では、何も事情を知らないアルバイトを雇い、対象エリアのシャッターに片っ端から自社のステッカーを貼っていくという悪質業者も増えていますので、注意しなければなりません。
顧客の横取り目的
広告や宣伝目的だけでなく、顧客の横取りを目的にしている業者もいます。
シャッターの修理に限らず、全ての事業において「集客」は大きな課題です。
対応エリア周辺に設置されているシャッターに無断でステッカーを貼ることで、低コストかつ効率よく顧客を集められる可能性が高まります。
もちろん、このやり方は法律にも抵触しますし、社会モラルやマナーにも反する方法です。
これらを理解した上で自社のステッカーを無断で貼っているとしたら、それは間違いなく「悪質業者」です。
人のシャッターに無断でステッカーを貼るのは法律違反?
他人のシャッターに無断でステッカーを貼る行為は、モラルやマナーに違反するだけでなく、以下の法律にも抵触します。
・軽犯罪法違反
・器物損壊(建造物損壊)
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
軽犯罪法
どのような内容であれ、他人の家や店舗、その他設備などに勝手に張り紙をしたり、落書きをしたりすることは「軽犯罪法」に抵触します。
シールを貼るという行為も、無許可であれば軽犯罪法違反です。
軽犯罪法に違反した場合、1日以上30日未満の拘留または、1,000円以上1万円未満の科料を課せられます。
器物損壊(建造物損壊)
他人が所有するシャッターに無断でステッカーを貼る行為は、器物損壊や建造物損壊に該当する可能性が高いです。
建造物損壊罪は5年以下の懲役、器物損壊罪は3年以下の懲役または30万円以下の罰金もしくは科料を課せられます。
ステッカーなどの異物がシャッター故障を起こすリスクとは?
シャッターに無断でステッカーを貼られた場合、ただ単に迷惑なだけでなく、シャッターが故障する可能性が高まります。
例えば、ステッカーに使われている粘着剤が何らかの理由によって可動部に付着し、シャッターがスムーズに開かなくなったり、長時間ステッカーを放置したことによって、塗装が剥がれてサビの原因になったりするのです。
その他、ステッカーを剥がす際に表面を傷つけてしまい、そこからサビや腐食が発生したり、溶剤の使用によって樹脂部品が劣化したりといったことも考えられます。
シャッターに無断でステッカーを貼る業者に修理を依頼するとどうなる?
シャッターに無断でステッカーを貼る業者は、持ち主に気づかれないように巧妙な手口を使ってくることが多いです。
よくあるのが、元々のステッカーよりも大きなサイズのステッカーを貼るというやり方です。
この場合、持ち主が気付かず、シャッターに不具合や故障が生じた際に無断でステッカーを貼った業者に連絡をしてしまうことがあります。
しかし、そもそも他人の持ち物に無断でステッカーを貼るような業者は質が低いことが多く、トラブルに巻き込まれる可能性が高くなりますので注意が必要です。
シャッターに無断でステッカーを貼られた場合はどうすればいい?
シャッターに無断でステッカーを貼られた場合は、以下の方法で対処することをおすすめします。
・剥がす
・連絡しない
・警察や自治体に相談する
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
剥がす
身に覚えのない会社名が書かれたステッカーがシャッターに貼られていた場合、できるだけ早めに剥がしましょう。
そうすることによって「気づいているぞ」と、無断でステッカーを貼った業者に対してアピールできるため、対象物件から外れる可能性が高まります。
連絡しない
先ほども解説したように、他人のシャッターに勝手にステッカーを貼る業者は、そのほとんどが悪質業者です。
軽犯罪法や器物損壊罪(建造物損壊罪)などに抵触する行為を常習的に行っている悪質業者に修理依頼をすると、料金トラブルをはじめとする、様々なトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。
そのため、何があっても絶対に連絡をしないようにしましょう。
警察や自治体に相談する
繰り返しステッカーを貼られた場合などは、警察や自治体に相談するのがおすすめです。
個人的に無断でステッカーを貼る業者にクレームを入れたとしても、無視されたり、しらを切られたりする可能性がありますが、警察や自治体が動いてくれた場合は大きな抑止力になります。
シャッターに無断でステッカーが貼られていないかを確かめる方法
自宅や店舗、倉庫に設置しているシャッターに、無断で他社のステッカーが貼られていないかどうかを確かめる方法は以下2つです。
・シャッターを設置したときに写真を撮っておく
・ステッカーに違和感がないかをチェックする
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
シャッターを設置したときに写真を撮っておく
先ほども解説したように、シャッターには元々メーカーのステッカーが貼られています。
その状態を写真に収めておくことによって、新たなステッカーが貼られていることに気づきやすくなるのです。
ステッカーに違和感がないかをチェックする
元々貼られているステッカーよりも大きなサイズのステッカーが上から貼られていると、それが無断で貼られたものなのかを判断するのが難しくなります。
その場合は、ステッカーに違和感がないかどうかをチェックしてみましょう。
例えば、雑に貼られていたり、余白が多すぎるステッカーが貼られていたりといった場合は、上から無断でステッカーを貼られている可能性が高いです。
信頼できるシャッター修理業者の選び方
シャッターに不具合や故障が見られた場合、ステッカーに記載されている電話番号に連絡を入れる方が多いです。
もちろん、そのステッカーがメーカー(施工業者)のものであれば問題ありませんが、そうでない場合もありますので注意しなければなりません。
少しでも不安な場合は、信頼できるシャッター修理業者を自分で探して連絡を入れるのがおすすめです。
そのときは、以下のポイントを参考にしてみてください。
・実績をチェックする
・料金をチェックする
・対応の質をチェックする
・評判をチェックする
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
実績をチェックする
シャッター修理業者を選ぶときは、真っ先に実績をチェックすることが大切です。
というのも、シャッターの修理には専門的な知識と技術が必要であり、実績が少ない業者に依頼してしまうと、トラブルが起こりやすくなるのです。
数多くのシャッター修理を請け負っている業者は、シャッター修理に関する知識や経験、ノウハウが豊富ですので、安心して任せられます。
業者の実績は、ホームページで確認できるケースがほとんどですので、連絡を入れる前にチェックしておきましょう。
料金をチェックする
シャッター修理には、決して安くない費用がかかります。
相場は存在しているものの、具体的な料金については業者によって大きく異なりますので、事前に確認しておくことが大切です。
このときのポイントは、複数の業者から相見積もりを取ることです。
そうすることによって、相場を把握できるとともに、各修理業者のサービス内容も比較的できるため、スムーズに自分に合った修理業者を見つけられるようになります。
対応の質をチェックする
シャッター修理を業者に依頼するときは、対応の質もチェックしておかなければなりません。
丁寧な対応をしてくれる業者や、アドバイスや提案を積極的に行ってくれる業者を選ぶことによって、最後まで安心して任せられるようになります。
逆に、対応が雑な業者や横柄な業者に依頼すると、トラブルに巻き込まれたり、終始不快な気持ちになったりすることがありますので注意が必要です。
評判をチェックする
「シャッター修理に対応している業者が多すぎて選べない・・・」
という場合は、評判を確認するのがおすすめです。
実際にその業者を利用した方のリアルな口コミ・評判を確認することによって、自分に合った優良業者を見つけやすくなります。
業者の評判は、インターネットやSNSで見つけられる場合がほとんどですので、事前にリサーチしておきましょう。
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また、全国に拠点を構えているため最短即日対応が可能となっていて、なおかつ料金も業界最安水準ですので、シャッター修理が初めての方でも安心してご相談いただけます。
お見積もりのみでも大歓迎ですので、シャッター修理をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
建物の防犯性や防災性を向上させるための設備として注目を集めているシャッター。
近年では、そんなシャッターに「無断でステッカーを貼っていく悪質業者の存在」が問題視されています。
シャッターに限らず、他人の持ち物に無断でステッカーを貼る行為は軽犯罪法や器物損壊罪(建造物損壊罪)に該当する可能性が高く、このような違法行為を行う業者は間違いなく「悪質業者」です。
悪質業者にシャッター修理を依頼すると、様々なトラブルに巻き込まれやすくなりますので、定期的にステッカーの状態をチェックしつつ、違和感があれば早急に対処しましょう。
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