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シャッター修理費用の相場はどれくらい?「地元業者に頼んだほうが安い」は大きな誤解!

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シャッター職人コラム

2022.10.03

ブログ

シャッター豆知識

シャッター修理の相場はどれくらい?

シャッター修理費用の相場はどれくらい?「地元業者に頼んだほうが安い」は大きな誤解!

こんにちは、オールシャッターサービス代表の原田です。突然ですが、みなさんはこれまで何回くらい「シャッター修理」を業者に依頼してきましたか?………不動産・住宅関係や防災関係の仕事でもしていない限り、「一回もしたことがない」方がほとんどですよね。

では、そのような方がいざシャッター修理の必要に迫られた場合、真っ先に気になるのは何でしょうか。
そう、修理費用です。

そこで今回はシャッター修理専門のプロとして、修理費用の相場について(そしてシャッター修理の費用でよくある誤解について)説明します。

シャッター修理はいつやるべき?

本題に入る前に、まずはシャッター修理のタイミングについてお話ししましょう。
もしかすると、この記事を読んでいる方の中には「壊れたら修理すればいい」と考えている方も少なくないかもしれません。

ですが考えてみてください。実際にシャッターが壊れて開かなくなったら(もしくは閉まらなくなったら)大変困るのではないでしょうか。最悪、修理するまで日常生活に支障が出ることも考えられます。

つまりシャッターの修理で大事なのは、実際に壊れてしまう前に「予防」することです。

一般的なシャッターの場合、メーカーが定めている耐用年数は10年から15年程度です。「思ったより短い」と思われるかもしれませんが、窓やドアといった建具と比較して、構造が複雑なシャッターはどうしても消耗が激しくなります。

もちろん15年が経過しなくても、なんとなく開け閉めがしにくいとか、動作時に異音や引っ掛かりを感じるようになったら、そろそろ修理や交換のタイミングです。

もちろんこれは法律上の義務ではないのですが、シャッターは防犯や防災を担う重要パーツだけに優先的にメンテナンスすることをお勧めします。

シャッターの種類・修理内容ごとの費用相場

それでは気になるシャッター修理の費用相場です。ひとくちに「シャッター」といっても窓シャッター、手動シャッター、電動シャッターという具合に種類がありそれぞれ費用が異なります。もちろん、修理内容や交換部品の有無も費用を決定する大きな要素です。

種類ごとの修理・交換費用

まずはおおざっぱに、シャッターの種類ごとの修理費用と交換費用の相場を見てみましょう。

シャッターの種類 修理費用 交換(全交換)費用
窓シャッター 9,800~100,000円程度 98,000円~
手動シャッター 9,800~100,000円程度 55,000円~
電動シャッター 9,800~200,000円程度 148,000円〜

部分的な修理であっても、複数の故障箇所があるとトータルで交換費用に追いついてしまう場合があります。そのようなときは思い切って全交換したほうがお得かもしれません。

窓シャッター・手動シャッターの費用相場

故障箇所がシャッターの一部分だけなら、部品の調整や交換をするのがコスト的にお得です。窓シャッターやガレージの手動シャッターの場合、主な部品ごとの修理費用の目安は以下の通りです。

修理内容(交換部品) 費用
カギ交換 15,000円〜
スラットの調整 10,000円〜
スラットの交換 55,000円〜
ガイドレール・中柱の調整 6,000円〜
ガイドレール・中柱の交換 8,000円/m〜
巻き取りシャフト(スプリング)の調整 9,800円〜
巻き取りシャフト(スプリング)の交換 50,000円〜

それぞれについて簡単に説明します。

カギ

シャッターのカギは野ざらしにされることで劣化したり、サビびついて動かなくなることがあります。カギが開かなければシャッター自体が開かなくなりますし、カギをかけられないのも防犯上問題なので、交換する必要があります。

スラット

スラットというのは、いわゆるシャッターの本体です。シャッターの動きが重かったり異音がする場合、スラットの調整で症状が改善されることがあります。スラットの歪みやへこみがひどい場合や破損している場合は交換が必要です。

ガイドレール、中柱

ガイドレールとはスラットの左右にある軸(柱)です。またスラットが2分割以上されている場合に、スラットとスラットの間に立つ軸は中柱と呼びます。ガイドレールや中柱が歪んでいたり傷ついている場合もシャッターの動きや動作音に異常が出るため、状態に応じて調整や交換が必要です。

巻取りシャフト

シャッターケース(シャッターの上にあるスラット収納部分)に入っている巻取りシャフトは、スプリングの力でシャッターの開閉動作をサポートします。これが故障している場合もシャッターの動きが重くなったり、最悪の場合シャッターがまったく動きません。やはり調整・交換が必要です。

電動シャッターの修理費用

ガレージなどによく使われる電動シャッターは、手動シャッターに比べて修理代(部品代)が高く付くことがほとんどです。ここでは電動シャッターならではの部品と修理費用について説明します。

修理内容(交換部品) 費用
押しボタンの交換 15,000円〜
座板スイッチの交換 6,000円〜
リミットスイッチの交換 40,000円〜
エマーゼンスイッチの交換 30,000円~
制御盤交換 20,000円〜
モーター交換 120,000円〜

押しボタン

シャッターの操作に使うボタンは、意外と破損・故障しやすい部分です。特に内部の接点が不具合を起こしている場合は交換が必要になります。

座板スイッチ

座板スイッチは、下りてきたシャッター(スラット)を感知する部品です。座板スイッチが故障するとシャッターが下りきっても動きが止まらず、モーターやスラットに負荷がかかるため交換が必要です。

リミットスイッチ

リミットスイッチは座板スイッチとは逆で、シャッターが上りきったところで動きを止めるための部品です。これが故障した場合もシャッターが止まらなくなるため、交換の必要があります。

エマーゼンスイッチ

エマーゼンスイッチ(非常停止装置)とは、シャッターの巻き込み事故を防止するための部品です。これが故障すると大変危険ですし、やはりシャッターの動きが止まらない原因にもなります。早期に交換が必要です。

制御盤

制御盤は電動シャッターの動きを制御する頭脳にあたる部分です。制御盤が故障するとシャッターが動かない・止まらないといった不具合の原因となるため、交換する必要があります。

モーター

モーターは電動シャッターの心臓部です。モーターが故障するとシャッターがまったく動かなくなるほか、モーター内にあるブレーキの故障でシャッターが上がらなくなる(上げても下がってくる)こともあります。モーターは大変高価な部品ですが、やはり原則として交換が必要です。 

その他の費用

部品代の他にも、条件次第では次のような費用が発生することがあります。

足場代

シャッターが高所(2階以上の場所にある窓シャッターなど)にあって、作業のために足場が必要な場合は、足場代として「20,000円〜」の費用が必要です。

撤去代

取り外した部品を解体・撤去するための費用が発生することもあります。撤去代は撤去する部品の大きさや撤去作業の難易度によって変わりますが、おおむね「20,000〜60,000円程度」が相場です。

「県外の業者を呼ぶと高くつく」という誤解について

ところで、シャッター修理業者を探している方の中には「県外の業者に依頼すると(費用が)高く付く」「できるだけコストを抑えたいなら地元業者に頼むべき」という誤解をしている方が少なくありません。

実際、当社でも電話でのお問い合わせの際に「どこから来られるんですか?」と聞かれることがしょっちゅうです。中には「川崎から向かいます」と答えただけで電話を切られてしまったことも…。

ですがシャッター修理の専門家としてはっきり言わせていただくと、エリアと料金(費用)は、ほとんど何の関係もありません!!

そもそも料金設定の基準はシャッター修理業者ごとに違いますし、特に出張代(高速道路代など)がかからないはずの地元の業者が、他県の業者より高額な料金設定をしていることもしばしばです(シャッター業者は数が少ないため、このようなことがまかり通ります)。

またサッシ業者や建築業者などシャッターのことにあまり詳しくない業者に依頼すると、本職のシャッター業者に外注されることもしばしばです。結果として工賃が高くなったり、やりとりが煩雑になったり、工事完了後の責任の所在が不明でトラブル発生時に泣き寝入りをする…ということもありえます。

シャッター修理の業者選びをする際は、まずはエリアに関係なく見積もりを依頼してみましょう。少なくとも「県外の業者だから」といって門前払いしていると、かえって高くついてしまう可能性が大です。

まとめ

今回はシャッター修理の相場から、県外の業者は高い(地元の業者は安い)という誤解まで紹介しました。シャッター修理の重要ポイントは「本格的に壊れる前に手を打つ」です。ぜひこの記事を参考に、納得のシャッター修理業者を見つけてみてください。

 

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