シャッターの台風対策方法とは?災害発生時に、被害を抑えるポイントを解説

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シャッター職人コラム

2026.03.17

シャッター豆知識

シャッターの台風対策方法とは?災害発生時に、被害を抑えるポイントを解説

近年、大型台風や線状降水帯の発生が増え、住宅や店舗の設備に深刻な被害が出るケースが増えています。

中でも見落とされがちなのが、シャッターです。


強風や飛来物によってシャッターが破損すると、防犯性や安全性が大きく低下し、建物内部にまで被害が及ぶ可能性があります。だからこそ、事前に対策をしておくことが大切です。

この記事では、台風によって発生するシャッター被害の実態と、今すぐ実践できる具体的な対策を紹介していきます。

台風によるシャッター被害とは?

建物の外装設備の中でも、特に台風の被害を受けやすいのがシャッターです。以下、台風が原因となる代表的なシャッター被害を紹介していきます。

強風や突風によるシャッターの破損

台風時に発生する強風や突風は、想像以上の力でシャッターに圧をかけます。特に横方向からの風圧を受けると、スラットが大きくたわみ、レールから外れたり、変形したりする可能性が高いです。さらに、開閉途中の状態で風圧を受けると、シャッタ-が煽られて一気に曲がるケースもあります。

このような破損が起こると、動作不良や異音の原因となり、安全に使用できなくなってしまうため注意が必要です。

飛来物によるシャッターの破損

台風が起こると、看板や植木鉢、枝木などが飛ばされてシャッターに直接衝突することがあります。これらの飛来物が当たると、スラットに凹みや穴が生じ、防水性や防犯性が著しく低下します。


また、破損部分から雨水が侵入したことが原因で、室内や保管物に被害が広がる可能性も否定できません。特に、店舗や倉庫では損失が大きくなりやすいため注意が必要です。

シャッターの台風対策が重要な理由

台風時に発生するシャッター被害は、単なる設備トラブルにとどまらず、建物全体の安全性や生活環境、営業活動にまで影響を及ぼします。場合によっては、二次被害に繋がってしまう可能性も否定できません。こうしたリスクを未然に防ぐためには、事前にシャッターに対して台風対策を施すことが大切です。

ここでは、台風対策が重要な理由を具体的に解説していきます。

建物内部への被害を防ぎやすくなるから

シャッターは、外部環境から身を守る最前線の防御設備です。台風時は横殴りの雨が入り込みやすく、ガラス面やサッシだけでは防ぎきれない場合もありますが、シャッターが正常に閉まり、隙間なく固定されていれば、風雨や飛来物の衝撃を第一段階で食い止められます。

その結果、浸水や雨だれのリスクを抑えやすくなり、

  • 床材の膨れ
  • 壁紙の剥がれ
  • カビの発生


といった二次トラブルも防ぎやすくなるのです。


さらに、家具や家電、カーテンなどが濡れて故障や破損が起こるリスクも下げられます。特に店舗や倉庫では、在庫や機器類の損傷が直接損失になるため、しっかりと対策をしておくことが大切です。

二次被害や三次被害を防ぎやすくなるから

台風時のシャッター被害で怖いのは、シャッター自体が壊れることだけではありません。強風でスラットが変形したり、レールから外れてバタついたりといった被害にも、しっかりと目を向けることが重要です。

このようなトラブルが起こると、シャッターの一部が飛散して凶器のように周囲へ影響を及ぼす可能性が高まります。


例えば、外れた部材が駐車中の車に当たって傷をつけたり、通行人に接触してケガに繋がったりするケースも想定されます。さらに、破損したシャッターが開口部に引っかかった状態になると、ガラスやサッシを破損させて浸水を招き、室内設備に影響が出ることも珍しくありません。


特に、店舗や倉庫では、商品や機械が濡れるだけでなく、復旧作業中に営業停止を余儀なくされるケースもあります。こうした二次被害、三次被害を防ぐためにも、固定部の緩みやレールの歪みをチェックし、異常があれば早急に補修しましょう。

修理費用や復旧コストを抑えやすくなるから

台風でシャッターが大きく破損すると、修理費用や復旧コストが高額になります。なぜなら、シャッター本体の修理だけでは収まらない可能性があるからです。

例えば、スラットの変形が進めばスラット交換が必要になりますし、レールが歪めば調整や部材交換を余儀なくされます。電動シャッターの場合は、過負荷でモーターや制御部が故障し、部品代と工賃が上乗せされるケースも多いです。

さらに、シャッターが閉まらない状態が続くと防犯上の不安が増加し、生活の質や安全性を低下させることもあります。


事前に台風対策を行っておけば、大規模な故障や不具合を避けられるため、結果として費用と時間の両方を削減できるようになるのです。

効果的なシャッターの台風対策3選!

台風によるシャッター被害を防ぐためには、事前に対策を講じることが大切です。とはいえ、どんな対策を行えばいいかわからなければ、行動に移すことはできません。

ここからは、今日から実践できる効果的なシャッターの台風対策を紹介していきます。

シャッターの開閉テスト

台風前に最優先で行うべきなのが、シャッターの開閉テストです。シャッターを持ち上げてから下ろし切り、途中で引っかからないか、左右で動きに偏りがないかを確認してみましょう。


開閉時にガタガタと揺れたり、金属音がしたりする場合、レール内の汚れや潤滑不足、部品の摩耗などが進んでいる可能性があります。電動シャッターの場合は、リモコン操作に対する反応の遅れや開閉スピードの低下、途中停止の有無なども確認しておくことが大切です。


こうした症状に気づかなかったり、見て見ぬふりをしたりすると、台風当日にシャッターが動かなくなる恐れがあります。このような事態を避けるためにも、台風が懸念される場合は、できるだけ早めに開閉テストを行い、必要に応じて専門業者に点検や修理を依頼しましょう。

レールや固定部の緩みや劣化チェック

台風によるシャッター被害を防ぐためには、開閉部だけでなく、レールや固定部の状態確認が欠かせません。まずは、左右のレールを目視し、曲がりや歪み、グラつきがないかを確認しましょう。

このときに、ビスやボルトが緩んでいると、強風時にレールが揺れてスラットが外れやすくなり、斜めに止まったり、動かなくなったりするため注意してください。また、固定部のサビにも注意が必要です。金属が痩せて強度が落ちると、突風や飛来物の衝撃に耐えられず、変形が一気に進むことがあります。

次に、レール内の状態をチェックしてみましょう。砂やホコリ、落ち葉が溜まっていると摩耗が増えて開閉が重くなり、台風当日に負荷が集中して故障する可能性が高くなります。この場合は、清掃してから潤滑剤を適量使用すると動きが改善されやすくなるため、ぜひ試してみてください。


なお、レールの歪みが大きかったり、固定金具が浮いていたり、ネジが空回りしたりする場合は、自分での対応が難しいため、早めに専門業者に相談することをおすすめします。

飛来物を防ぐための周辺環境整備

シャッターの台風対策で見落としがちなのが、飛来物を生まないための周辺環境整備です。台風時は、風圧そのものよりも、ものが飛んできてシャッターが破損するケースが多くあります。だからこそ、周辺環境の整備が欠かせません。


まずは、屋外に置いてある以下のようなものを室内に移動させましょう。

  • 植木鉢
  • 物干し竿
  • 脚立
  • 自転車
  • ゴミ箱
  • 工具箱
  • 看板類

移動が難しい場合は、倒れないようにロープや重りで固定し、風を受ける面積を小さくするのがおすすめです。

次に、庭木の剪定です。枝が極端に伸びていると、枝が折れて飛来物になるだけでなく、シャッターとこすれて歪みの原因になることもあります。また、落ち葉や小石がレール周辺に溜まっていると、開閉不良の引き金になるため、事前に清掃しておくと安心です。


店舗や倉庫では、外壁沿いに置いた資材や台車が飛ばされて、シャッターに激突する可能性があるため、配置を見直しましょう。

シャッターの種類別にみる台風対策のポイント

一口にシャッターといっても、手動・電動・大型タイプなど、さまざまな種類があります。それぞれで構造や弱点が異なるため、使用しているシャッターに合わせて対策を行うことが大切です。

ここでは、シャッターの種類別に押さえておきたい台風対策のポイントを紹介していきます。

手動シャッターの台風対策

手動シャッターは、構造が比較的シンプルで扱いやすい反面、開閉が人の力に依存するため、レールの状態や部品の摩耗が動作に直接影響しやすいです。普段は問題なく見えても、レール内に砂やホコリが溜まっていたり、サビが発生していたりすると、動きが重くなったり、台風時の強風によって一気に不具合が表面化したりすることがあります。


そこで重要なのが、確実に最後まで閉め切り、しっかりとロックすることです。中途半端な位置で止めておくと、強風時に風圧で持ち上がりやすくなります。また、スラット下部の座板や鍵部分に緩みがないかを確認しておくことも大切です。


さらに、軽量タイプは強風の影響を受けやすいため、内側から補助バーやストッパーで押さえておくのも効果的です。

電動シャッターの台風対策

電動シャッターは、モーターと制御装置によって自動で開閉する構造のため、手動タイプとは異なる視点で対策を行わなければなりません。特に注意すべきなのが、停電時の対応とモーターへの負荷対策です。

台風では停電が発生しやすく、電源が失われるとシャッターが途中で止まったまま動かせなくなる可能性があります。そのため、事前に手動切替レバーやチェーンの位置を確認し、非常時でも手動で開閉できる状態にしておくことが大切です。


また、電動シャッターは重量があるため、風圧によって無理な力が加わるとモーターや巻き取り軸に大きな負担がかかります。このようなことから、強風が予想される場合は、完全にシャッターを締め切ったうえでロックをかけ、不要な開閉操作を控えることをおすすめします。


さらに、制御盤や配線が浸水すると故障の原因になるため、防水カバーの点検やシーリング補強なども検討しましょう。

店舗・倉庫シャッターの台風対策

店舗や倉庫に設置されているシャッターは、住宅用と比べて開口部が広く、シャッター自体も大型かつ軽量化しているため、台風時に受ける風圧が格段に大きくなります。そのため、一般家庭と同じ対策では不十分です。

店舗・倉庫シャッターに対して台風対策を施すときは、構造強度の確保と業務停止リスクの回避を前提に考えましょう。

まず確認すべきなのは、アンカーやプラケットなどの固定金具の強度です。大型シャッターは、わずかな緩みでも振動が増幅し、レール外れや脱落事故に繋がる可能性があります。


また、フォークリフトや台車の接触でレールが微妙に歪んでいるケースも多く、専門的な水平・垂直調整が欠かせません。

さらに、商品や設備を守る視点から、台風性能の高い重量シャッターや補強バーの導入、防水パッキンの追加などを検討することも大切です。

台風によるシャッター被害を最小限に抑えるための補強改善策

シャッターの日常的な点検や清掃といった基本項目に加えて、設備そのものを強化することで、台風被害のリスクをさらに低減できます。


ここでは、より実践的で効果の高いシャッターの台風対策をいくつか紹介していきます。

耐風性の高いシャッター部品を導入する

シャッターの台風対策として効果的なのが、耐風性に優れた部品へアップグレードする方法です。例えば、厚みのある高強度スラットや補強リブ付きの部材に交換することで、風圧によるたわみや変形を抑えやすくなります。

また、レール内部に抜け止め金具や強化ガイドを追加すると、強風時にスラットが外れるリスクを低減できます。


その他、座板やロック部分を耐衝撃タイプに変更することも有効です。これらの部品強化は、外観を大きく変えずに実施でき、なおかつ既存シャッターのまま耐久性を向上させられるため、台風が多い地域に住んでいる方はぜひ検討してみてください。

シャッターの定期点検・メンテナンスを行う

どれだけ頑丈なシャッターでも、点検やメンテナンスを怠ると性能は徐々に低下します。レールの歪み・サビの進行・モーターの劣化などは、日常では意外と気づきにくいものです。しかし、これらの小さな不具合が台風時に一気に表面化し、大きな破損へと繋がることも珍しくありません。


定期的に専門業者による点検を受けることで、異常を早期に発見でき、軽微な修理でしっかりとした台風対策を行える可能性が高まります。

より耐久性の高いシャッターに交換する

老朽化が進んでいるシャッターを使い続けている場合、部分補修だけでは十分な台風性能を確保できない可能性が高いです。設置から長期間経過している、何度も修理を繰り返している、動作不良が頻発しているといった場合は、本体交換を検討することも有効な選択です。

近年のシャッターは、耐風圧性能や防水性能、安全機能が大幅に向上しており、従来品よりも災害に強い設計になっています。


このようなシャッターに交換する場合、初期費用はかさんでしまいますが、将来的な修理費や被害リスクを考慮するとお得な設備投資といえますので、台風による被害を最小限に抑えたい方はぜひ検討してみてください。

シャッターの台風対策なら
「オールシャッターサービス」にお任せください!

台風によるシャッター被害を防ぐためには、日常点検だけでなく、専門的な知識とたしかな技術による対策が欠かせません。レールの歪み調整や部品交換、耐風性強化やシャッター本体の交換などを、一般の方が安全に行うのはとても難しいです。

そんなときは、オールシャッターサービスにご相談ください。


オールシャッターサービスは、全国でシャッター修理を行っているプロ集団であり、手動・電動・大型シャッターなど幅広く対応しています。現地調査から最適な補強・補修プランの提案、施工まで一括してお任せいただけるため、徹底的に台風対策を行いたい場合におすすめです。

ご相談やお見積もりは完全無料となっていますので、台風に備えてシャッターの点検や修理、交換を行いたいと考えている方はお気軽にご相談ください。

 

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