オーバードアとは一体何?メリットやデメリットを徹底解説!
工場やガレージなどでよく使われるオーバードア。
天井に沿ってドアを格納するシステムとなっており、省スペース化を実現したい場合や、見た目を重視している場合にも最適といえます。
この記事を見ている方の中にも、オーバードアに興味を持っている方がたくさんいるでしょう。
そこで今回は、オーバードアの特徴や、メリットやデメリットについて詳しく解説していきます。
オーバードアとは?
オーバードアは、ドアパネルを巻き上げるのではなく、天井に設置したレールに沿ってスライド格納するタイプのドアを指します。
オーバードアではなく、
・オーバースライダー
・オーバースライディングドア
・オーバーヘッドア
と呼ばれることもありますが、基本的にはどれも同じタイプの製品です。
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オーバードアのメリットは?
そんなオーバードアのメリットは、以下4つです。
・意匠性が高い
・騒音を抑えられる
・収納スペースが少なく済む
・ラインナップが豊富
・開閉動作が速い
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
・意匠性が高い
オーバードアは、意匠性が高いことでも有名です。
分かりやすくいえば、かっこいいシャッターということです。
冒頭でも解説したように、オーバードアは住宅のガレージで使われることも多くなっています。
ガレージ開口部は、住宅全体の開口部の中で最も広い場合がほとんどであり、良くも悪くも目立ちます。
この部分にオーバードアを設置することにより、スタイリッシュな雰囲気を演出しやすくなるのです。
また、オーバードアのパネル色には様々な種類があり、木目調のシートを貼れる製品もあるため、近隣住宅や景観との調和を重視している方にも最適といえます。
・騒音を抑えられる
日本では、ガレージドアよりもシャッターの方が一般的です。
シャッターの多くは、巻き上げ式を採用しているため、開閉時に「ガラガラ」という大きな音がなります。
一方、オーバードアは音が小さいため、ストレスを感じたり、近隣に迷惑をかけたりする心配がありません。
時間帯を気にする必要もないため、早朝や深夜でも安心して利用できます。
・収納スペースが少なく済む
一般的な巻き上げ式シャッターにもたくさんの魅力がありますが、巻き上げたシャッターを開口上部内で筒状にまとめるため、どうしても収納時に厚みが出てしまいます。
このようなことから、見た目を重視している方はストレスを感じてしまうでしょう。
一方、オーバードアの場合は天井に沿ってドアを格納するため、収納スペースが少なく済みます。
このようなことから、見た目を重視している場合や、スペースを十分に確保できない場合にもピッタリといえます。
・ラインナップが豊富
オーバードアは、ラインナップが豊富な製品です。
アルミ素材の製品やスチール素材の製品、それから木製の製品など様々な種類があるため、用途や好みに合わせて選べます。
パネルをフラットにしたい場合はアルミ、防火効果を高めたい場合はスチールといったように、状況に合わせて選べますので、設置後の後悔を防ぎやすくなります。
・開閉動作が速い
ガレージなどにオーバードアを設置したいと考えている方の中には、開閉スピードにこだわっている方もいるでしょう。
特に忙しい朝は、シャッターの開閉速度が快適性に大きく影響します。
急いで準備したにもかかわらず、シャッターが開くまでに時間がかかっていては元も子もありませんよね。
オーバードアは、その他のシャッターに比べて開閉動作が比較的速いため、毎日車を使う方やストレスを軽減したい方にもおすすめです。
一般的な巻き上げ式シャッターは、開くまでに大体30秒ほどかかりますが、オーバードアの場合は10秒ほどで開きますので、快適性を重視している方はぜひ検討してみてください。
オーバードアのデメリットは?
オーバードアには、以下3つのデメリットがあります。
・照明を設置できなくなる場合がある
・巻き上げシャッターに比べると注意点が多い
・価格が高くなる場合がある
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
・照明を設置できなくなる場合がある
オーバードアは、天井に沿ってドアを格納するタイプであり、天井部分にレールを敷く必要があります。
そのため、天井に照明を設置できなくなるケースもありますので注意が必要です。
仮に照明を設置できた場合でも、全開にした際にパネルと被って照明が隠れてしまう可能性があるため、事前に確認しておきましょう。
・巻き上げシャッターに比べると注意点が多い
ガレージドアは、巻き上げシャッターに比べると注意点が多いです。
特に、
・パネルが通る位置に梁がある
・パネルが通る位置に勝手口がある
というような場合、設置自体ができなくなるケースもありますので、業者と相談しながら検討していかなければなりません。
業者やメーカーによっては、梁やドアとの接触を防ぐためにレールをカットしてくれるケースもありますが、このような作業にもやはり限度がありますので、設置できるかどうかも含めて相談しておきましょう。
・価格が高くなる場合もある
オーバードアは、見た目だけでなく、利便性や機能性にも優れています。
ただ、その分価格も高くなりやすく、開口幅3m(車が1台入る幅)の場合、巻き上げシャッターよりも3割ほど価格が上がるといわれています。
こう聞いて、
「それなら普通の巻き上げシャッターにしよう」
と考える方もいると思いますが、逆に開口部が6m前後(車が2台以上入る幅)の場合、巻き上げシャッターよりも安くなる傾向にありますので、ひとまず業者に確認することをおすすめします。
オーバードアを長く使い続けるためのポイント
オーバードアを長く使い続けるためには、以下2つのポイントを意識することが大切です。
・定期的にメンテナンスを行う
・ドアの隙間部分にあるゴムの摩耗もチェックする
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
・定期的にメンテナンスを行う
オーバードアは比較的高価な製品であり、故障すると高額な修理費用や交換費用がかかります。
このようなトラブルを避けるためには、定期的にメンテナンスを行うことが大切です。
ドアやレールのゴミを定期的に取り除いたり、異音や傷などをチェックしたりすることによって、故障や不具合を防ぎやすくなります。
また、定期的に業者による点検を受けるのもおすすめです。
少なからず費用はかかってしまいますが、プロによるチェックを受けることにより、不具合や故障の早期発見に繋がるため、結果としてランニングコストを抑えつつ、長く使い続けられるようになります。
・ドアの隙間部分にあるゴムの摩耗もチェックする
オーバードアは、隙間から漏れた匂いや光で虫を誘い込んでしまうことがあります。
このようなトラブルを避けるため、多くの製品には隙間を埋めるためのゴムがついているのですが、経年劣化でゴムが浮き上がったり、破れたりすると本来の効果を発揮してくれなくなるため注意が必要です。
オーバードアは、ガレージだけでなく工場や倉庫などでも使われていますが、特に食品を扱う工場などでは虫の侵入が命取りになります。
商品に虫が入ると、クレームに繋がるだけでなく、職場環境が悪化して従業員のモチベーションが低下する可能性もありますので、定期的にメンテナンスを行いましょう。
まとめ
オーバードアとは、天井に沿ってドアを格納するタイプのスタイリッシュなドア(シャッター)のことです。
住宅のガレージや倉庫、工場やビルなどでも使用されており、利便性を重視している方には最適といえます。
ただし、オーバードアにはメリットだけでなく、デメリットもありますので、特徴を正しく理解した上で導入するかどうかを判断しなければなりません。
とはいえ、シャッターに関する知識がない場合は、オーバードアが適しているのかどうかを判断できませんよね。
そのような方は、シャッターの取付や修理実績が豊富な「オールシャッターサービス」までお気軽にご相談ください。
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