シャッターは後付けできる?対応が難しいケースや費用相場をご紹介

COLUMN

シャッター職人コラム

2026.04.19

シャッター豆知識

シャッターは後付けできる?対応が難しいケースや費用相場をご紹介

「新築のときにシャッターを付けなかったけれど、防犯面が気になる…」
「窓シャッターを付けたいけれど、そもそも後付けってできるの?」

といった不安や疑問をお持ちの方が多くいらっしゃいます。

結論からお伝えすると、シャッターの多くはリフォームによる後付けが可能です。

この記事では、シャッターの後付けを検討されている方に向けて、設置のメリット・デメリットや費用相場など、シャッター修理専門業者の視点で徹底解説します。

シャッターを後付けするメリット・デメリット

建築コストの削減や防犯ガラス・防犯フィルム等の進化などの理由により、シャッターを付けない家も増えています。しかし、年々被害が拡大している自然災害や熊、強盗などの被害やリスクを最小限に抑えるためには、窓やガレージにシャッターを設置することが非常に効果的です。

ここでは、シャッターを後付けすることで得られる具体的な効果と、事前に知っておくべき注意点をご紹介します。

シャッターを後付けするメリット

①防犯対策として効果が高い

空き巣の侵入経路として最も多いのは「窓」です。シャッターを設置することで、物理的な侵入を遮断できるだけではなく、「この家は防犯意識が高い」という心理的な抑止力にもつながります。特に、長期不在時や就寝時に大きな安心感をもたらします。

②光や音を遮ることで、生活の質が向上

シャッターは、外からの強い日差しをカットし、夏の室温上昇を抑える遮熱効果があります。また、厚みのあるスラット(板)は遮音性にも優れており、車や近隣の騒音を軽減したり、夜勤明けで昼間に眠りたい方の遮光・防音対策になったりと、生活の質の向上に効果的です。

③自然災害から、家族の命と財産を守れる

近年、大型台風による飛来物(瓦や枝など)で、窓ガラスが割れる被害が急増しています。ガラスが割れると室内が危険な状態になるうえ、強風が入り込んで屋根を吹き飛ばすリスクも高まります。シャッターは、こうした自然災害から家族の命と財産を守る「防災の要」となるのです。

④建物のデザイン性を高められる

最近のシャッターは、カラーやデザインのバリエーションが豊富で、建物のデザインに馴染むスタイリッシュな製品が増えています。高級感のあるデザインや洗練された素材のシャッターを選ぶことで、住まいの外観をアップグレードさせる効果も期待できます。

シャッターを後付けするデメリット

①費用がかかる

最大の懸念点は、やはり導入コストです。特に、複数の窓に設置する場合は、まとまった予算が必要になるため注意が必要です。シャッターの後付け費用は、窓用かガレージ用か、手動か電動かなどによっても大きく異なるため、予算と希望に合わせて最適なシャッターを選びましょう。

②窓の形状によって、後付けできない可能性もある

出窓や外側に開くタイプの窓など、特殊な形状の窓にはシャッターを後付けできない場合があります。また、窓の上に「シャッターボックス」を収納するスペースがない場合、取り付け場所が制限されることもあるため、事前に確認することが大切です。

③開閉音が気になる場合も

手動タイプの場合、早朝や深夜に「ガラガラ」という大きな音が響いてしまう可能性もあります。ただし、手動シャッターの中にも素材や構造が工夫された静音設計のシャッターもあるため、開閉音が気になる場合はこのようなシャッターを選ぶか、電動タイプのシャッターを選ぶことをおすすめします。

シャッターの後付けが「できるケース」と「できないケース」

「築年数が相当経っているから無理なのでは?」「外壁を壊さないと設置できない?」といった不安をお持ちの方も多いですが、結論から言えば、シャッターの後付けは多くの場合で可能です。しかし、条件によっては後付けが難しいケースもあるため、注意が必要です。

シャッターの後付けができるケース

現在のリフォーム用シャッターは、外壁の上から直接枠を取り付ける「壁付タイプ」が一般的です。そのため、シャッターを取り付けられるスペースがあれば、外壁を壊すことなく、シャッターを後付けすることができます。雨戸がある場合でも、撤去してからシャッターを取り付けることが可能です。

・シャッターを取り付けられるスペースがある
・一般的な構造の住宅(木造・鉄筋コンクリート造など)
・雨戸をシャッターに交換する

シャッターの後付けが難しいケース

多くの場合で、シャッターの後付けは可能ですが、建物の構造や取付箇所の状況によっては、設置ができないまたは特殊な追加工事が必要になるケースがあります。

代表的な例を挙げると、窓のすぐ上に換気口やエアコンの配線があったり、左右にスペースがなかったりする場合、シャッターを格納する「シャッターボックス」や枠となる「ガイドレール」を取り付けられないため、設置が難しくなってしまいます。

・設置スペースの不足
・窓の開き方が外向き
・外壁の強度不足や特殊形状
・賃貸物件・マンションの規約による制限

シャッターを後付けする際の費用について

シャッターの後付け費用は、設置場所やシャッターの種類によって大きく異なります。また、2階以上の窓に設置する場合は、高所作業車や足場代が別途加算されるケースが多いので注意が必要です。

ここでは、住宅の窓にシャッターを後付けする場合の費用相場をご紹介します。

手動シャッターの場合

費用相場:約8万円〜18万円

手動シャッターの場合は構造がシンプルなため、比較的安価に導入できます。電源工事も不要なため、コスト重視の方におすすめです。ただし、電動シャッターに比べて毎日の開閉の手間はかかるので、シャッターの開閉機会が多い方や利便性を重視したい方は電動シャッターを検討してみることをおすすめします。

電動シャッターの場合

費用相場:約20万円〜40万円

リモコンやスイッチ一つで操作できるのが、電動シャッターの最大の魅力です。手動シャッターとは異なり、電気配線工事が必要となるため、必然的に設置費用は高くなります。また、万が一故障してしまった際にも、手動シャッターよりも修理費用が高くなる傾向にあるので、メンテナンスコストも合わせて把握しておくことをおすすめします。

シャッターの後付けは、どこに依頼すればいい?

シャッターの後付け工事は、どこに依頼するかによって費用や工期、クオリティが異なるため、慎重に検討する必要があります。主な依頼先としては、家を建てたハウスメーカーや工務店、シャッターメーカー、シャッター取付・修理専門業者の3つが考えられます。

ハウスメーカーや工務店に依頼するメリット・デメリット

家を建てたハウスメーカーや工務店に依頼する最大のメリットは、安心感です。しかし、シャッターの後付けに関しては、ハウスメーカーや工務店が自社で施工することは稀で、下請けの業者に依頼することが多いです。そのため、中間マージンが発生し、費用が割高(2〜3割増し)になる傾向があります。

メーカーに依頼するメリット・デメリット

LIXILやYKK APなどのサッシメーカーに依頼するメリットは、製品を熟知しているからこその安心感とメーカーとしての信頼感です。また、修理後の保証がしっかりしていることも魅力の一つです。

一方、サッシメーカーも前述のハウスメーカーや工務店同様に、施工は下請けの業者が行っていることが少なくありません。専門業者に比べて、現地調査までに時間を要したり、コストが割高になるケースもあるため、急ぎの場合やコストを抑えたい場合は注意が必要です。

専門業者に依頼するメリット・デメリット

シャッターの取付・修理専門業者は数多く存在するため、業者の質を見極めることが難しいことがデメリットです。しかし、優良な業者を見つけられれば、工務店やサッシメーカーのデメリットを解消しながら、お得に施工できる可能性が高まります。

優良な専門業者に依頼すれば、中間マージンを省いたリーズナブルな価格で、小回りの利く迅速で柔軟な対応をしてもらえるため、満足度の高いシャッターの後付け工事が叶えられます。また、多種多様なメーカーのシャッターの施工経験や、難易度の高い設置条件における施工など、実績が豊富な業者であれば、メーカーと同品質の施工が期待できます。

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