地震によるガス漏れ・爆発事故から考える|防火シャッターの 「点検・修繕」 が重要な理由

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シャッター職人コラム

2026.08.13

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地震によるガス漏れ・爆発事故から考える|防火シャッターの 「点検・修繕」 が重要な理由

日本は世界有数の地震大国であり、いつ大規模な地震が発生してもおかしくありません。

実際に、2026年7月には熊本県熊本地方を震源とする最大震度7の地震が発生し、建物の倒壊や停電、火災やガス設備への被害など、さまざまな被害が報告されました。

こうした地震による二次災害を最小限に抑えるために重要な役割を果たすのが、防火シャッターです。

しかし、防火シャッターは設置しているだけでは十分とはいえません。

災害時に確実に作動し、本来の性能を十分に発揮するためには、定期点検や適切な修繕を行い、常に正常な状態を維持しておくことが大切です。 

今回は、2026年7月に発生した熊本県の地震を踏まえながら、防火シャッターが果たす役割や、定期点検・修繕が重要な理由について詳しく解説します。 

大きな地震には日ごろからの備えが重要

冒頭でも解説したように、日本は世界有数の地震大国であり、いつどこで大規模な地震が発生しても不思議ではありません。

地震が起こると、津波や建物の倒壊といった直接的な被害に目が向きがちですが、その後に発生する二次災害にも十分な備えが必要です。

建物が損傷すると、電気配線のショートによる火災やガス設備の破損によるガス漏れが発生し、状況によっては爆発事故へ発展する可能性もあります。

2026年7月に発生した熊本地震でも、建物やライフラインへの被害に加え、一部施設では爆発事故が発生するなど、地震後の二次災害リスクが改めて注目されました。 

こうした被害を最小限に抑えるためには、避難や建物の耐震化だけでなく、防災設備を常に正常な状態に維持しておくことが大切です。

特に、大型施設やビルなどに設置される防火シャッターは、火災の延焼を防ぎ、避難経路や消防活動に必要な時間を確保する重要な設備です。

しかし、普段使用する機会が少ないからこそ、不具合に気付きにくいという側面があります。

災害時に確実に作動し、本来の性能を十分に発揮できるよう、日頃から定期点検や必要に応じた修繕を実施して備えておくことが重要です。 

大型施設やビルなどに防火シャッターを配置しておくだけでは不十分

大型商業施設やオフィスビル、病院や学校など、多くの人が利用する建物では、防火シャッターが重要な役割を担っています。

防火シャッターは、火災を感知すると自動で下降し、火や煙が建物内に広がるのを抑えることで、利用者が避難するための時間を確保します。

また、延焼範囲を限定し、消防隊による消火活動を進めやすくすることも、防火シャッターが設置される目的の1つです。 

しかし、防火シャッターを設置しておくだけでは、災害時の安全を十分に確保できません。なぜなら、普段は開放された状態で使用されることが多く、スラットの変形やガイドレールの歪み、感知器・制御装置の故障などが発生しても、異常に気付きにくい設備だからです。

さらに、地震の揺れによって部品が損傷したり、連動設備に不具合が生じたりすると、火災時に正常に下降しない恐れもあります。

防火シャッター本来の性能を維持するには、定期点検で状態を確認し、異常が見つかった段階で適切に修繕することが重要です。 

防火シャッターの点検はいつ実施すればいい? 

防火シャッターは、時間の経過とともに部品の劣化や設備の不具合が発生する可能性があるため、適切なタイミングで点検を実施し、必要に応じて修繕を行うことが重要です。

ここでは、防火シャッター点検の実施タイミングについて解説します。  

基本は法令で定められた点検時期に実施

防火シャッターは、2016年に改正された建築基準法により、防火設備として定期点検と報告が義務付けられています。

対象となる建築物では、有資格者による点検を実施し、その結果を特定行政庁へ報告しなければなりません。

点検では、シャッター本体だけでなく、感知器や制御盤、連動装置なども含めて正常に作動するか確認します。

法令で定められた時期に点検を受けることは、法令を遵守するためだけでなく、防火シャッターが非常時に本来の性能を発揮できる状態を維持するためにも欠かせない取り組みです。 

災害後や異常を感じた場合は臨時点検も検討

地震などの災害が発生したあとや、防火シャッターに異常を感じた場合は、法定点検の時期を待たず、臨時点検を検討しましょう。

地震による揺れでガイドレールが歪んだり、制御装置や連動設備に不具合が生じたりすると、見た目に問題がなくても正常に作動しない可能性があります。

また、開閉時に異音がする、動きが重い、途中で止まるなどの症状が現れた場合も注意が必要です。

そのまま使用を続けると、災害時に防火シャッターが十分な性能を発揮できない恐れがあります。

少しでも異常を感じた際は、早めに専門業者に点検を依頼し、必要に応じて修繕を行うことが大切です。 

防火シャッターの定期点検項目

防火シャッターの定期点検では、シャッター本体だけでなく、関連設備も含めて点検が行われます。

ここでは、防火シャッターの代表的な点検項目について紹介します。 

外観・構造の確認

まず行われるのが、防火シャッター本体や周辺設備の外観・構造の確認です。

スラットや座板に変形や損傷がないかを確認するとともに、ガイドレールに歪みが生じていないか、異物やゴミが溜まっていないかといった点も細かく点検します。

ガイドレール内に異物があると、シャッターの下降が妨げられる原因となるため注意が必要です。

また、地震による揺れでレールがわずかに変形しているケースもあるため、目視だけでなく専門的な視点から状態を確認します。

小さな異常を放置すると、災害時の作動不良に繋がる可能性があるため、早期発見・早期対応が重要です。 

自動閉鎖装置の作動確認

防火シャッターは、火災を感知すると自動で下降し、防火区画を形成する仕組みです。

定期点検では、火災感知器からの信号や温度ヒューズによる熱感知が適切に機能するかどうか、シャッターが自動的に下降して完全に閉まるかどうかを実際に試験します。

途中で停止したり、下降しなかったりすると、防火設備としての役割を果たせません。

災害時は人の手で操作する余裕がないケースも多いため、自動で確実に作動することが非常に重要です。

降下時間の計測

防火シャッターは、閉まれば良いという設備ではなく、適切な速度で下降することも求められます。

定期点検では、シャッターが下降を開始してから全閉するまでの時間を計測し、法令や基準で定められた範囲内に収まっているかを確認します。

下降速度が速すぎると避難中の利用者が危険にさらされる可能性があり、反対に遅すぎる場合は火や煙の拡大を十分に防げない恐れがあります。

降下時間の計測は、安全性と防火性能の両方を確保するうえで欠かせない点検項目です。 

危害防止安全装の検査

防火シャッターには、安全性を確保するための危害防止装置が備えられています。

点検では、シャッターの下降中に人や障害物へ接触した際、危害防止装置が正常に作動し、シャッターが停止または反転上昇するかを確認します。

この装置が正常に機能しなければ、挟まれ事故に繋がりかねません。

特に、不特定多数の人が利用する大型施設では、安全装置の重要性が非常に高く、確実な動作確認がとても大切です。

このようなことから、人命を守るためにも、細かな部分まで丁寧に検査を実施する必要があります。

連動制御器の確認

防火シャッターは単独で作動する設備ではありません。

火災報知設備や連動制御盤と連携しながら動作するため、定期点検では各設備との電気的な信号伝達に問題がないかも確認します。

火災感知器が正常に火災を検知しても、連動制御器に異常があれば、防火シャッターに適切な指令が送られず、正常に作動しない可能性があります。

こうした連携部分は外見だけでは異常を判断できないため、専門的な知識と専用機器を用いた点検が必要です。

関連設備も含めて定期的に確認することで、防火シャッターが非常時に本来の性能を発揮できる状態を維持しやすくなります。

防火シャッターの定期点検が出来るのは製造メーカーだけではない

防火シャッターの定期点検は、製造メーカーに依頼するものと思われがちですが、実際にはメーカー以外の専門業者でも対応できる場合があります。 

それぞれに特徴があり、点検体制や費用、対応スピードなどが異なるため、自社に合った依頼先を選ぶことが大切です。

ここでは、製造メーカーに定期点検を依頼するメリットとデメリットについて解説します。 

定期点検を製造メーカーに依頼するメリット

製造メーカーに定期点検を依頼する最大のメリットは、自社製品に関する豊富な知識とノウハウを持っていることです。

メーカーが定めた点検基準や手順に沿って細部まで確認してもらえるため、安心感があります。

また、万が一不具合や部品の劣化が見つかった場合でも、純正部品を使用した適切な修繕を提案してもらえます。

このようなことから、品質を重視したい場合や、メーカー基準に沿った点検を希望する場合には、有力な選択肢といえるでしょう。 

定期点検を製造メーカーに依頼するデメリット

製造メーカーに点検を依頼する場合は、品質面で安心感がある一方、費用が高くなる傾向があります。

定期点検だけでなく、その後に修繕や部品交換が必要になった場合も、専門業者と比較するとコストがかさみやすいです。

また、繁忙期には点検依頼が集中しやすく、申し込みから作業まで時間を要することも少なくありません。

特に、多くの施設で点検時期が重なるタイミングでは、希望日に対応してもらえない場合もあります。

防火シャッターは、非常時に確実な作動が求められる設備であるため、費用だけでなく対応スピードや今後のメンテナンス体制も含めて、依頼先を総合的に検討することが重要です。

シャッター専門会社でも同様の定期点検が可能

防火シャッターの定期点検は、製造メーカーだけでなく、シャッターの点検・修理を専門とする会社に依頼することも可能です。

専門会社の中には、メーカーから点検や修繕を請け負うほど高い技術力を持つ業者もあり、適切な知識と経験を備えた会社であれば、メーカーと同等の品質で点検を実施できる場合があります。

ただし、全ての業者が同じ技術力を持っているわけではないため、依頼先は慎重に選ぶことが大切です。

ここでは、シャッター専門会社に依頼するメリットと注意点を紹介します。 

定期点検をシャッター専門会社に依頼するメリット

シャッター専門会社に点検を依頼するメリットは、品質と費用のバランスに優れている点です。

特に、メーカーから点検や修繕を依頼されるほどの実績がある専門会社であれば、高い技術力を持ちながら、メーカーより費用を抑えて点検を行える場合があります。

また、点検で不具合が見つかった際も、そのまま修繕まで一貫して対応できる会社が多く、修理費用もメーカーより安く済むケースが多いです。

さらに、地域密着型の専門会社であれば対応が早く、緊急時にも柔軟に対応してもらえます。

コストを抑えながら、防火シャッターを適切な状態で維持したい場合には、有力な選択肢となるでしょう。 

定期点検をシャッター専門会社に依頼するときの注意点

防火シャッターは人命に関わる重要な防火設備であるため、防火設備の点検実績が豊富な業者を選ぶことが重要です。

価格だけで依頼先を決めてしまうと、点検内容が不十分だったり、適切な修繕を受けられなかったりする可能性があります。

また、点検だけでなく、その後の修繕や部品交換まで含めて対応できるかどうかも確認しておきたいポイントです。

実績や対応範囲、説明の丁寧さなどを総合的に比較し、信頼できる専門会社に依頼することが、防火シャッターを長く安全に使用するための重要なポイントとなります。 

シャッター専門会社に定期点検を依頼するなら業者選びが重要!業者選びのポイント

シャッター専門会社に定期点検を依頼する場合は、価格だけで判断せず、技術力や対応力も含めて総合的に比較することが大切です。

ここでは、依頼先を選ぶ際に確認しておきたいポイントを紹介します。 

シャッターの修理やメンテナンス実績が豊富

まず確認したいのが、シャッターの修理やメンテナンス実績です。

豊富な施工実績を持つ業者であれば、さまざまなメーカーや機種に対応してきた経験があり、不具合の原因を的確に判断できる可能性が高くなります。

また、防火シャッターの点検だけでなく、修繕や部品交換まで一貫して対応できる会社であれば、異常が見つかった場合もスムーズな対応が期待できます。

ホームページで施工事例や対応実績を公開している業者であれば、依頼前に技術力や対応範囲を確認しやすいため、安心して相談できるでしょう。 

経験豊富な担当者が丁寧に説明してくれる

信頼できる業者は、点検内容や防火シャッターの状態について分かりやすく説明してくれます。

専門用語ばかりを並べるのではなく、

「なぜ点検が必要なのか」

「どこに不具合があるのか」

「修繕するとどのような効果があるのか」

といった点を丁寧に説明してくれるため、安心して依頼しやすくなります。

また、質問に対して根拠を示しながら回答してくれる業者は、知識や経験が豊富である可能性が高いです。

点検時の説明が分かりやすいことは、長く付き合える業者を選ぶうえでも重要なポイントといえます。

見積り内容などに、詳細な説明が記載されている

見積書の内容も、業者選びでは欠かせない確認項目です。

例えば「点検一式」とだけ記載されている見積書では、どのような作業を行うのか分かりにくく、追加費用が発生する可能性もあります。

一方で、点検項目や作業内容、部品交換の有無や修繕費用の内訳などが詳しく記載されていれば、費用の根拠を把握しやすく安心です。

加えて、不明な点について質問した際に、丁寧に説明してくれるかどうかも確認しておきましょう。

透明性の高い見積書を提示してくれる業者は、信頼性が高く、長期的なメンテナンスも安心して任せやすいといえます。 

防火シャッターの設置・点検なら「オールシャッターサービス」にお任せ!

日本は地震や台風などの自然災害が多く、それに伴う二次災害が発生するリスクもあります。

このようなリスクに備えるためには、防火シャッターの設置と運用がとても重要です。

ただし、防火シャッターは火災の延焼を防ぎ、人命や建物を守る重要な設備ですが、その役割を果たすためには、設置するだけでなく定期的な点検と適切な修繕を継続することが大切です。

万が一のときに確実に作動する状態を維持するためにも、信頼できる専門業者に点検を依頼するとともに、日頃から適切なメンテナンスを行いましょう。 

オールシャッターサービスでは、防火シャッターの設置はもちろん、法令に基づく定期点検や修繕にも対応しています。

豊富な施工実績と専門知識を活かし、シャッター本体だけでなく、感知器や制御盤、連動装置など関連設備も含めて丁寧に点検を行い、不具合が見つかった場合でも、状況に応じた最適な修繕をご提案します。

防火シャッターの設置や定期点検、修繕をご検討中の方は、オールシャッターサービスまでお気軽にご相談ください。

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